簡単に雇ってはいけない!

こんにちは、米倉です。

先日、サイバーエージェント藤田さんの記事が物議を醸しました。

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社員と社長(経営者)の間には、暗くて深い溝があります。
この溝は永遠に埋まらないのかもしれません。

サイバーエージェントは上場企業ですが、
このようなトラブルは大中小問わず
あらゆる企業で起きています。

私は個人で活動し社員を雇うことはありませんので、
社員と社長、双方の気持ちが理解できます。

この問題の難しい所は、どちらにも一理あることです。
社員の目線から見れば社長がブラック企業の悪者だし、
社長から見れば社員は裏切り者になります。

個人的な意見としては、
社長になり社員を雇った瞬間に
関係性を続けるのは「お金」だけしかない

と考えた方が上手くいくと思います。

もちろん、言うは易く行うは難しなことは承知しています。

でも、経営者が社員に対して過度な
「情」や「期待」を持ってしまうから、
話がおかしくなっていきます。

もちろん、世の中には
社員のことを家族同然に大切にする社長さんや、
会社のことを思って全力で頑張る社員さんもいらっしゃいます。

しかし、日々食うか食われるかの世界で生きている
ベンチャー企業では理想通りにいくことは滅多にありません。
だからこそ、社長がしっかりコントロールする必要があります。

入社する時は「御社の事業に惚れました。全力でついていきます!」
と言っていたのに、業績が落ちた瞬間に「給料が未払いなんですけど」
と詰め寄る社員も多いと聞きます。

※ここには書けないほど酷い話を聞いたこともあります…

そんな時、社長はビックリします。
「入社時の言葉は何だったのか…」
とショックを受けます。

でも、残念ですが、
社長が社員に甘えてしまったことが
すべての原因です。

また、雇うのは簡単ですが、
辞めてもらうのは恐ろしく大変です。

それにランニングコストも激増します。
月額25万円でも、3年雇ったら
900万円近い人件費が出ていきます。

良かれと思ってやったのに、
恨みを買うことさえあります。

極端な話、その人が何もしなくても
900万円をあげて良いと思えるなら
雇っても良いでしょう。

たまに立ち上がったばかりのベンチャー企業が、
何名もの社員募集をしている場面を見かけますが、
少し心配になります。

これから起業する方は、
何度も自問自答してから
社員を雇うようにしてください。